標高差:248m
累積標高差:270m
静岡県静岡市葵区小河内
登り:35分
下り:39分(山伏小屋経由)
コースタイム:1時間21分
ウィキペデアから
山梨県南巨摩郡早川町と静岡県静岡市葵区との境にある山である。 赤石山脈の白峰南嶺に続く山で、
同嶺の最南の2千m峰であり、安倍川流域の最高峰でもある。 山頂は開けており、荒川岳・赤石岳・
聖岳・上河内岳・光岳・笊ヶ岳といった南アルプス南部の峰々や富士山・身延山地の山々などが望める。
山伏岳と呼ばれることもある。 井川雨畑林道の山伏峠からのアクセスが良好である。
Road Map :新東名道の静岡ICで下りて、R362を北上し県道60号線から県民の森を目指す。
Route Map:百畳峠の登山口から山頂を往復する。 下山時には山伏小屋に寄ってみる。
『日本三百名山』 簡単に登れる2千m峰、展望も良くヤナギランの咲く頃にもう一度訪れたい。
百畳峠からの山伏
西日影沢コースなら往復のコースタイムが8時間であるが、百畳峠からなら遅くとも2時間で往復出来る。 しかも歩き易い登山道だ。 車にはしんどい思いをさせるがハイカーに取っては楽チンに2千m峰に登れるのだから選ばない手は無いと思う。
安部の大滝に移動する
百畳峠から安部の大滝がある梅ヶ島までは山一つ挟んだ直線距離で5kmの直ぐ隣りであるが、静岡の道路は南北にしか通っておらず、静岡市街まで30kmを走り、再び梅ヶ島まで30kmを走る必要がある。 更に七面山も同じで梅ヶ島からの直線距離で10kmを同じ様に静岡市街に出て見延に戻る必要がある
今日の温泉
安部の大滝散策後に大木野集落にある隠れ家的な民宿 ”大木野荘”\540で汗を流す。 民宿の風呂なので小じんまりしているが、気持ちの良い風呂だった。
温泉に入りに来た静岡市の方と長々と話しする。
前日の移動
前日の昼過ぎに自宅を出発し、新東名道の静岡SAで車中泊とする。SAで朝食を食べて県民の森を
目指して車移動する。カーナビの道の選択が悪く遠回りしながらも朝の6時には百畳峠の登山口に着く。
〔258〕山 伏 (2,014m)
やんぶし
”百畳峠”に立っていた簡易道路地図と簡易登山地図。
山頂までは15分+45分の1時間で行けるとある。
”百畳峠”の駐車場は広くて良く整備されていた。
林道はここで工事中、通行止めとなっていた。
駐車場からは南アルプスと ”山伏”が見えていた。
土曜日なのにハイカーは誰も来ていない。
気温13℃、6時23分に登山口を出発する。
駐車場横には真新しい簡易トイレが2つ置いてあった。
利用していないので状態は判らない。
近隣ハイカーはヤナギランが咲くのを待っているのかも。
シラビソ林(?)の中、穏やかに登山道を歩いて行くが、
薄曇の下でも雰囲気は良かった。
ブナの小木も茂り雰囲気は良好。
笹原の広い場所に出ると、そこは ”牛首峠”からの
登山道の分岐点となっていた。 分岐点を左に曲がる。
西側の展望が開けた。 この当りの山名はまったく判らない。
多分で ”小河内山”(2,076m)としたが真意の程は判らない。
もっと左側には ”大無間山”が見えていたのかも知れない。
ここまでは急な斜面は出て来なくて、穏やかに登って行くのみ。
しっかりした歩き易い登山道が続く。
14分にて ”市営山伏小屋”への分岐に着いた。
分岐からは小屋が見えなかったので下山時に寄って
みることにして、登り時は通り過ぎる。
多くのハイカーが利用する ”西日影沢コース”からの
登山道と合流する。
階段が必要な程の勾配ではないが・・・
下山時に間違えないようにしようと思う。
最後まで急登が無く、山頂に近付く。
明るく開けた所に出る。 殆んどの箇所が金網に囲われており、
一帯は ”ヤナギラン”の保護区となっていた。
登山道の左側は ”ヤナギラン”の保護区、右側は単なる笹原、
立ち枯れが良い雰囲気を出していた。
呆気なく ”山伏”の山頂に着いてしまう。
広々とした山頂であるが、残念ながら展望は悪い。
少し北側に行くと展望が開けており。 踏み跡が沢山あった。
ゆっくり歩きなのにたった35分で ”山伏”(2,014m)に着く。
ここでは ”山伏岳”となっているが、”山伏”(やんぶし)が
正式名称らしい。 どっちでも良いけどややこしい。
展望地から見た南アルプスの山々。 1分前までは”茶臼岳”も見えていたのだが、
あっと言う間にガスが上がって来た。 5分程、ガス切れ待ちをするが、
更にガスが上がって来るだけなのでガス切れ待ちは諦めて下山する。
最近、シカは常に悪者にされているが。 ハイカーに取っては
ササを食べて背を低くしてくれるので有難い存在ではある。
今日中に ”安部の大滝”に行きたいのでさっさと下山する。
同じくネットで見付けた ”ヤナギラン”が満開の時の写真。
”ヤナギラン”はまだ若芽状態で花が咲くには1ヶ月早い様だ。
西日影沢コースのハイカーは時間が掛かるのか、
まだ登って来ていない。
小走りでも行けそうな登山道を引き返して行く。
”山伏小屋”への分岐に戻り、”山伏小屋”を見に行く。
穏やかな道を穏やかに下って行く。
市営とは思えない程くたびれた ”山伏小屋”は引き戸が固くて
開かなかった。 無理やり開けて中に入ると、更に引き戸があり
それも固くて開かなかったが、無理やりこじ開けた。
分岐から見えていなかった ”山伏小屋”であるが、
2分程歩くと見えて来た。
右半分も同様であった。 水場は横に沢が流れている
様だったが、それは見に行っていない。
山伏小屋内部の左側、クモの巣も張っており綺麗な
小屋とは言い難い。 床が地面と近く陰気臭い感じがした。
登山道を通して、ここが一番斜度がきつい所か?
南方向に山影が見えるが、
ここには ”大無間岳”も含まれているかも。
再度 ”小河内山”を見る。
縦走路分岐に戻る。 ここはテントを張りたい位の場所だった。
登山口近くの道に戻る。
下山39分にて登山口駐車場に戻る。
今日は誰とも会うことがなかった。
百畳峠の駐車場から見た ”南アルプス”の山々。 同定は出来ていない。
同じく駐車場からみた ”山伏”の山容。
大木野集落の奥まった所にあり見付け難い
”大木野荘”で汗を流す。 民宿なので風呂は
小さいが、清潔で綺麗な風呂だった。
こじんまりとした内風呂と、こじんまりした露天風呂を見る。
貸し切りだったので充分な広さであった。
2015年度の静岡の山、滝遠征
2024年6月21日改定
ネットで見付けた開花した
”ヤナギラン”。
今日の温泉